ニョウボフザイメシ(女房不在飯)
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本
番外編、女房ステーキ
お肉は好きだ。
特にいいお肉は素敵だ。お肉は実に分かりやすい。
いいお肉は口に放り込むと幸福感をくれる。わかりやすく贅沢をしている気分になる。いや、わかりやすく贅沢をしているのだけれども。
お金をかけるという意味では、名前も読めない素敵な外国のコース料理なんかも食べようと思えば食べられるのだけれども、いまいち贅沢をしている気分がうすい。いや、美味しいのだけれども、わかりやすさという点で惜しい
女房不在につき、今食べておきたい冷麺
冷麺は初夏がいい。
ガチな夏場には冷麺程度ではもはや温い。もう一段階冷たくないと、〈足りない〉と感じてしまう自分がいる。
そこへ来てなんか今日ちょっと暑いよねー的初夏 is ナウであれば、冷えた麺が心地よい。ちょうどいい。ニヤニヤしちゃう。Hey!って言っちゃう。
春は曙ならば、初夏は冷麺なのだ。
職場から家に帰るまでには最低でも4軒のラーメン屋さんに遭遇する。
そのなかで僕が選ぶのが「